多くの方がにとってTOEIC試験は、留学・就職試験・昇格試験など何かしらの目的が合って受けると思います。
しかし、TOEIC試験の結果が悪った場合、
再試験をしたいけど、次の試験まで待つ時間が無い!
という方や、
急に、来月までにTOEICの結果が必要になった!
という方もいると思います。
この記事では、少し費用はかかりますが、最短3日で受けられるTOEIC IPテストを紹介します。(場所は都内です)
結果の速報は試験後1週間程度、紙の結果は2週間程度で得られます。
私も利用したことがありますので、その体験も合わせて紹介します。
※TOEIC結果の提出先から「TOEIC公開テストのみ」と指定されている場合は IPテストでは不可です。ご注意ください。
目次
TOEIC IPテストとは
TOEICの受験には、2つの制度があります。
皆さんが通常受けているテストは公開テストを呼ばれるものであり、それとは別にIPテストがあります。
IPとは、「団体特別受験制度(IP:Institutional Program)」を略したものです。
通常のTOEIC公開テストとTOEIC IPテストとの一番の違いは、個人受験か団体受験であるかという点です。
IPテストは個人では受けられません。学校や企業が受験者を募り受験します。
試験の形式は同じですが、通常のTOEICテストは問題が毎回新規ですが、IPテストは過去の問題を流用しています。
また、試験結果が届くまでの期間は、通常のTOEICが約4週間かかるのに対し、IPテストは受験後約5営業日後に得ることができます。
注意点として、公開テストは、「公式認定証」(写真と名前が入っている公式的に発行されるスコアレポート)を受け取ることができます。
しかし、IPテストでは公式認定証を受けることができず、リスニングとリーディングのスコアと主催団体が掲載されているスコアレポートが発行されます。
履歴書にスコアを掲載する場合には、基本的にはどちらの試験結果も認められますが、企業によっては公式テストしか認めていない場合もありますのでご注意ください。
上記の違いを一覧表にまとめると、下記のようになります。
公開テスト | IPテスト | |
運営者 | TOEIC運営委員会 | 各団体 |
申し込み | 個人で行う | 団体で行う |
開催場所 | 公式TOEICの指定場所 | 団体の敷地 |
試験日 | 年に10回程度 | 各団体による |
試験時間 | 13時~15時 | 各団体による |
試験費用 | 6,490円(税込) | 各団体による |
試験結果 | 約4週間後 | 約5営業日後 |
スコア | 公式認定証 | スコアレポート |
試験内容 | 新規の問題 | 過去門の再利用 |
IPテストの大きなメリットは、公式TOEIC以外の日程で試験を受けることができ、更に試験結果を短時間で得ることができることです。
毎週TOEIC IPテストを受験できるスクール
TOEIC IP試験を受講できる団体はたくさんありますが、試験日数の豊富さでは、東京渋谷にある英会話スクールのLangland(ラングランド)が群を抜いています。
毎月1週間をおきに、月曜~日曜まで毎日受験できます。
受験時間も平日は午後に2~3回、休日は午前中から受験できます。
平日は19時~の回もありますので、社会人でも仕事が終わってから受験できます。
2021年度は下記のスケジュールになっています。
月・水・金:13時~、16時~、19時~ の3回
火・木:13時~、16時~ の2回
土:10時~、13時~、16時~ の3回
日:10時~、13時~ の2回
※Langland(ラングランド)をおすすめしていますが、関係者ではありません。
LanglandでTOEIC IPテストを受験する条件
LanglandでIPテストを受験するには、正会員になり、且つIPテスト受験コースに申し込む必要があります。
必要な費用
①正会員登録:16,500円
②IPテスト受験コース
IPテスト1回分+動画配信講座(2か月)=12,950円
TOEIC IP テスト自体の受験料は4,230円ですので、割高になります。
そのため、時間のある人にはお勧めできませんが、切羽詰まっている方は、このような選択肢があることを覚えておいて損はないと思います。
私がLanglandでTOEIC IPテストを実際に受験した感想
私は以前Langlandの銀座校※で実際に受験をしましたが、
・教室は学校の教室の半分くらいの大きさ、
・音声は全く問題なく、良く聴こえました。
・平日の19時の回で受けましたが、受験生は3名で快適でした。
試験会場としては、公開テスト以上に快適でした。
※銀座校は昨年閉校になり現在は渋谷校のみです。
TOEIC IPが受けられるところ
TOEIC IPテストは、企業や大学などが主催している場合もありますので、皆さまの会社・大学でも実施しているか確認してみることをお勧めします。
英語スクールでは、Langlandほどの日程の自由度はありませんが、下記の英語スクールでも受験することができます。
TAC
対象者:TOEIC®L&R TEST 対策講座 受講期間中の方
試験日程:2か月に1回程度の頻度
日米英語学院
対象者:日米英語学院の受講生限定
試験日程:2か月に1回程度の頻度
TOEIC IPテストのメリットまとめ
TOEIC IPテストは、公式TOEIC以外の日程で試験を受けること、短期間で結果を得られることがが最大のメリットです。
・点数が悪くて再試験をしたいけど、次の試験まで待つ時間が無い!
・急に、来月までにTOEICの結果が必要になった!
など、時間的余裕のない人には大きなメリットのある試験だと思います。
是非、覚えておいてください。
※企業によっては公式テストしか認めていない場合もありますのでご注意ください。